日本海海洋資源フォーラムin京都
9月9日(水)、ホテルグランヴィア京都(京都市下京区)にて、「日本海海洋資源フォーラムin京都」を開催しました。
1 平成26年度メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト表彰式
2 促進対話
(出席者)
経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部石油・天然ガス課長 定光 裕樹 氏
日本海連合会長 京都府知事 山田 啓二
日本海連合事務局長 新潟県知事 泉田 裕彦
日本海連合構成府県知事代理
オブサーバー 株式会社独立総合研究所代表取締役社長 青山 繁晴 氏
(内容)
•基調講演
演題:「我が国のメタンハイドレート研究開発について」
講師:経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部石油・天然ガス課長 定光 裕樹 氏
•促進対話
日本海側の海洋エネルギー資源の開発を進めるための意見交換
3 特別講演
演題:「メタンハイドレート開発と地盤」
講師:京都大学名誉教授 岡 二三生 氏
1 平成26年度メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト表彰式
中学生・高校生及び一般の方からアイデアを募集した「メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト」は、3か月あまりの募集期間に、全国から200件近くの応募をいただきました。
有識者等による審査の結果、中高生の部では、最優秀賞1点、優秀賞4点、一般の部では、最優秀賞1点、優秀賞2点が選ばれ、表彰式(最優秀賞)及び最優秀作品の発表を行いました。
中高生の部
最優秀賞 中尾 勇輝さん(鳥取県立鳥取西高等学校)
・受賞アイデア:サイクロン型採掘機
・概 要:メタン回収船からホースを伸ばし、サイクロン型掃除機のように吸い上げ(砂や泥、水の除去)、メタンハイドレート層
を粉砕しながら吸引する方法。
・評 価:サイクロトロンで砂泥を分離し、回収するアイデアが面白い。
一般の部
最優秀賞 菊川 清 さん(鳥取県鳥取市)
・受賞アイデア:流体導入式中空孔形成チューブを利用した方法
・概 要:ドーザーにより採掘・回収・細断したメタンハイドレートを、流体導入式中空孔形成チューブを用いて回収船へ
圧送する方法。当該チューブにより海底でのドーザーの機動性を高め、回収効率を高くした。
・評 価:移送チューブと掘削装置の間にステージを置くことで、システムの安定性が高まっている。
(主催者と写真撮影)
<参考>メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト(概要)
1 趣旨
中学生・高校生及び一般の方から、表層型メタンハイドレートの採掘につながる技術アイデアを募集し、未来に向けて技術の芽となるような自由な発想による優れた作品を顕彰することにより、エネルギー問題への国民の関心と、表層型メタンハイドレートの開発気運の醸成に資することを目指す。
2 対象
全国の中学生・高校生及び一般の方
3 募集期間
平成26年11月4日~平成27年2月13日
4 応募件数
中高生の部:151件 一般の部:37件 計188件
※優秀賞受賞者については、こちらをご覧ください。
2 促進対話
基調講演
経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部石油・天然ガス課長 定光裕樹氏に、「我が国のメタンハイドレート研究開発について」を御講演いただきました。
促進対話
資源エネルギー庁石油・天然ガス課長の定光裕樹氏、オブザーバーの青山繁晴氏に御出席いただき、日本海側の海洋エネルギー資源の開発を進めるため、日本海連合各構成府県代表者との意見交換を実施しました。
3 特別講演
京都大学名誉教授 岡二三生氏に、「メタンハイドレート開発と地盤」について御講演いただきました。